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巣立つ直前・・そう長くは一緒に暮らせない息子たちとの、会話中心の日記です。
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次男は今、東京池袋のとあるホテルの一室で
不安な思いを吐き出す場所もなく、一人で戦っているだろう。

そう、明日12日の受験に向けて、今朝、北海道を飛び立った。
一人での東京は初めてで、本人もそれはそれは心配そうに出掛けたが
なんの連絡もしてこないいつもの次男である。

私はある意味、平常心でいるんだなぁ~と安堵感を覚えた。

ところで、今日の出発日を、母親である私は完全に忘れていたのだ。

昨夜0時過ぎ、寝る前になって次男が言ってきた
『明日の準備したいんだけどぉ』

『明日の準備?』
意味が分かっていない私は聞き返した。

『うん、明日東京に行く準備!』



絶句‥




頭が真っ白になり、パニクってる母親が、そこには居た。

長男と次男、二人に非難されながら、私自身、自分を恥じていた。

それにしても、なぜ忘れていたんだろう。
悪かったなぁ との懺悔の思いでいっぱいだった。

何とか、今ホテルで気持ちを落ち着かせてるであろう次男の為に
私は遠くから祈ってあげる事しか出来ない。

せめて明日の朝は、神社参りをしてくるつもりである。



夢を抱いて大学進学を希望している次男。
しかし、我が家の経済的事情がそれを許さない状況にあるのも、また事実。
だから、合格はしてくれれば良いなぁと言う思いと、
ダメならダメで経済的に楽だなぁ との思いが複雑に絡み合ってしまってる‥
それが親としての、偽らざる今の気持ちなのだ。


次男よ!

普段通りの自分をさらけ出しておいで。
自信を持って面接官に挑んでおいで。

母はいつも貴方を応援してるからね。


健闘を祈る!!
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先日テレビで
『メールの返事が5分以内に来ないとイヤだ』
とかなんとか言ってるアイドルがいた。

そんな、バカみたいな事言って‥
と失笑していた私だったが
今日、3人に出したメールの返事、まだ誰からも来ていない。

もうあと10分程で日付が変わろうとしているのに‥。


こんな時に限って、テレビでも寂しく悲しいものを見てしまったりして‥。


ものすごく孤独を感じる。

来年の春、次男が家を出て行ったら、
余計寂しさが増すのかと思うと、
死にそうに怖くなる。


人千倍ぐらい寂しがり屋な私。

お布団の中で、この冷え切った足を温めてくれる人が欲しい。
今日事故を見た。


銀行の駐車場で、出口に並ぶ車の列。

駐車券を機械に入れると出口のバーが上がる仕組みになっている。

だが、その長い列は一向に動かない。
それどころか、列をなしてる車は増えて行く一方である。


先頭で機械と格闘しているのは、どうやらおじいちゃんが運転している車らしい。

私もさすがにイライラが募ってきた。

だって仕事のお昼休みを利用した公務だったから。
『休み時間が減るじゃないの!』と怒り心頭。

仕舞には『やっぱり運転年齢も上限を決めるべきだわ』などと偉そうに‥。

そうこうしている内に、おじいちゃんは機械との格闘を止め、バックし始めたではないか。

それでもまだバックしたいのか、どうしたいのか、
おじいちゃんは車を下りてきて2台目の車にこう言った。

『もっと下がってくれないかい?』

2台目の車は下がれるだけ下がって、様子を伺っていた。


次の瞬間まさかの出来事。


おじいちゃんはただただバックをしてきて
2台目の車にゴッツン。

『やられたぁ』

なんとなく想像が出来ていただけに、私はショックだった。

お分かりですか?
そう、2台目の車は我が愛車‥運転手は勿論私であった。


ショックの内訳は

①前の車の運転手がおじいちゃんである事を私は知っていた。
②機械と格闘している時に、私は車を下りて助けに行くべきかどうか躊躇していた。
③お年寄りだと分かっていながらイライラを募らせて、おじいちゃんの事を悪く思っていた。
④一度バックしてきた時か、『バックして下さい』と言われた時に
誘導してあげようかどうするべきかと、ここでもまた躊躇してしまった。


ぶつけられたショックもあるのだが、
事前になんの防止策も取らなかった自分の勇気のなさ。

いやはや、情けないばかりである。

幸い、お互いケガもなく車も無事だったので良かったが
やはりお年寄りには親切にしてあげるべきだなぁ と痛感した。

ホントなら、起こらないで済んだかもしれない衝突事故。

また一つ、勉強になった。
昨夜、友人からメールが届いた。

同じ会社の人が心筋梗塞で先週末に亡くなったと言うものだった。
まだ25歳だった と。
我々みたいなのが40歳過ぎまで生きてるのに‥
とも書いてあった。


確かに早過ぎる!
我が長男は現在23歳だから、あと2年って感じ‥

イヤイヤ、それは勘弁してもらいたい。
まだまだ人生これからじゃないか。

私だって25歳以降だった‥
沢山の人達と知り合いになり【人との縁や、出会いの大切】を教わったのは。


しかし‥
じゃあ、いくつなら良いのか。

我々みたいな40代が明日ポックリ逝っても
周りからは『早過ぎる』と言われるだろうし、
定年前の50代後半でもやはり『早過ぎる』と言うであろう。


自殺が横行してる今、各学校では命についての勉強をしているとテレビから聞こえてきた。

それを聞いた長男は『無駄なのに‥』と冷めた口調で言っていた。

それがどんな意味を含んでいるのかは、聞けなかったが、

やはり23歳の長男はまだ【命の重さ】を分かってはいないようだ。


複雑な思いでいた私にもう一言付け足してきたのは
『だけど、僕は絶対に自殺はしないよ』と言う言葉。


ホッとはしたけれど、自分の命だけじゃなく、
もっと他人様の命の重さにも気配りが出来たなら‥と欲深い母親である。



私達は、今こうして泣いたり笑ったり怒ったり出来る時に
命をみつめ、明日を生き抜かなければならない。

辛くても明日の幸せを信じて‥。

『早過ぎる』と言われても、本人が納得いく生き方をしていれば
きっと周りにも伝わってくるだろうし。

人との出会いを大切にし、自分の生き方を貫き通す強さを持って
笑って生きていく‥それが私の理想である。

私たち家族は転勤族だったせいで
いろんな土地に友達がいる。

年齢層も幅広く、親同士が仲良しだったとか
子供が仲良しだったので、親同士も何となく付き合ってきたとか。


今ちょーど、次男の歳の子達が受験生なので
いろんな所から近況報告が入り
なかなか面白いものである。


昨夜の一本のメールは子供さんの『花園初出場』を報告するものだった。

そう、花園と言えば‥ラグビーである。

小学校低学年、うちの子とその子は、いつも二人で野球遊びをしていた。

そのうち、我が子がサッカーにハマり出したのに、その子ははずっと野球一筋だった。

なかなか一緒に遊ぶ機会がなかった中で、お互い引っ越しをして離れ離れになってしまった。

我が次男は中学に入りバスケットを‥
そしてその子は、サッカーを部活に選び頑張り抜いた。

高校も部活中心で選んだ次男は、やはりバスケットに夢中。

しかし、驚くことにその子が高校の部活に選んだのはラグビーだったのだ。

ご両親はそれはそれは心配されていた。
なにせ小柄の彼がついて行ける訳がないと‥。

この3年間で彼は何度となく
骨を折ったり筋を切ったりで入退院を繰り返したか知れない。
それでも頑張り抜く力が彼にはあったのだ。

そして とうとう念願の花園を勝ち取ったのだ。

昨夜は私まで嬉しくなってメールのやり取りを何度も繰り返した。


今は、学校をあげての資金集めに奔走してるらしい。

ラグビー部の父兄方は物販などをして、資金を集め子供達の為に大変みたいだ。

そこで、私もそこの品物を買うので、資金の一部にしてくれる様申し出たが、
彼女はそれは断ってきた。

だが、こうして縁あってずっと付き合ってきて、
その息子さんがラグビーで天下取りをしようと言うのだ。

それを放ってはいられまい。

なんとか、彼女を口説き落とし、やっと私にも協力の許可が下りた。


本当に嬉しいのだ。
素直に応援したいのだ。


みんな、それぞれの道を歩き始め、いずれは社会へと旅立って行く子供たちに、心からのエールを送りたいのだ。
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